K.M () 首都圏マンションリニューアル事業部
PROFILE
大学時代は美術学部建築学科で建物の設計や施工管理、意匠を学びました。就職活動では大学で勉強したことが活かせる環境を求め、職種は営業、設計、施工管理などこだわらず、建設業に関係する企業を回りました。その中で多彩な事業を展開している建装工業であれば、幅広い業務に携わることができると考え、入社しました。
現在の仕事内容
入社後に配属された東北支店から本社に異動した現在まで一貫してマンションリニューアル事業部門で施工管理業務に携わっています。主な仕事は古くなったマンションのリニューアル工事の現場に常駐し、協力会社の作業員を指揮しながら、お客様が生活する中で工事を進めることです。担当物件数は年間に2棟前後。1棟当たり80~100戸の中小規模マンションを1人で管理しています。
仕事で肝に銘じていることは、“品質は安全”だということ。安全に作業をしていれば、おのずと品質は保たれます。そのために気を付けているのが、実際に作業をする作業員から提出される作業報告書だけに頼らず、自分の目でも必ず確認することです。資材などの搬入時間や荷下ろし場所、足場を組み立てる手順、作業員の安全対策、誘導員の作業内容などが、計画通りに行われているかどうかを確かめるため、こまめに現場を巡回することが、この仕事で最も重要なことだと考えています。
施工管理はサービス業だ
居住者様の工事に対する不安や不満を早い段階で取り除き、満足していただける工事を常に目指しています。例えば、1回目の修繕工事と2回目以降の修繕工事では不安に思うポイントが異なります。1回目は部外者がマンション内に入ってくる不安が大きいのですが、2回目以降は不具合箇所が増していることへの不安に変わります。そこで、築年数に応じた対策をお勧めしたり、不安に思われそうなことを事前に確認するなど、先回りした情報提供を心がけています。
マンションは世帯数が多いため、居住者様の要望も様々です。網戸の取り外しをお願いしても自分でできない高齢の方には在宅をお願いして外しに行ったり、塗料アレルギーがある方には避難する場所を用意するなど、それぞれの事情に配慮し、柔軟に対応しています。その結果、感謝していただけた時の喜びは格別なものがあります。建設業はモノづくりのイメージが強いですが、施工管理は関係者とのコミュニケーションと配慮が欠かせないサービス業の側面が強いのです。
幅広い物件経験が実績に結実する
これからのキャリアとして、ゆくゆくは大規模物件を現場代理人として担当してみたいと考えています。建装工業が扱う大規模物件は、団地のように横に大きな多棟物件や、縦に大きい超高層マンションまで様々。私も担当者の1人としては一通り経験していますが、まだまだ、担当してきた物件の絶対数が不足していると感じています。というのも、大規模物件の現場代理人になるには豊富な経験と知識が必要だからです。実際、「他の業者にはない細かい配慮をしてくれたから建装工業に決めました」というマンション管理組合様も少なくありません。主担当の引き出しの豊富さと人柄が受注の鍵を握っていると言えます。
現在、私は課長代理ですが、今の課長や部長は圧倒的な実績を残して昇格しています。そのレベルになるには、まだまだ勉強が必要ですが、将来的に大規模物件が発生した際、主担当を任せたいと思われるような人材になれるよう、幅広い種類の物件で実績を重ねたいと思います。