M.O () 首都圏マンションリニューアル事業部
PROFILE
子どもの頃からモノづくりが好きで、大工さんに憧れた時期も。大学進学の際は建設業への興味から建築を学べる大学を選択。就職活動では設計か施工管理で悩みましたが、どちらにしても現場経験が重要だと考え、施工管理を軸に就職活動を展開。様々な会社を見た中で、女性が現場で活躍していて、女性視点を活用できる点に惹かれ、入社を決めました。
現在の仕事内容
入社後は首都圏のマンションの大規模修繕工事を担当する事業部の工事部に配属。初めての現場は500戸規模の超高層マンションの大規模修繕工事でした。その中で、エアコン室外機の脱着工事に関わるスケジュール調整や工事管理、お客様対応などの業務を先輩と担当。3年目からは、設備部のオプション工事対応係として内装工事の見積や請求業務を担当しました。4年目には工事部に戻り、外壁改修工事担当として、工程管理、安全管理など、工事管理業務全般を担当。自分なりの業務手法が確立し、現場代理人に次ぐ次席ポジションが増えてきたのはこの時期です。
6年目から現在まで現場代理人として現場を任され、20~50戸の小規模案件を担当し、原価管理から施工管理全般に携わっています。大切にしていることは、お客様が住まれている中で工事を行うため、居住者様のストレスをできる限り軽減することです。例えば、騒音や振動が出る時間に関するお知らせをこまめに出したり、相談や要望を聞きに来やすい雰囲気づくりを心がけています。
こだわりを貫き、居住者様を笑顔に
居住者様から「あなたに相談して良かった」「あなたが現場代理人で良かった」と喜んでいただけた時が最も嬉しい瞬間です。そのためにも常に最善を尽くすことを作業員にも徹底しています。仕上がりが悪ければやり直しをするなど、時に厳しいことも言いますが、しっかりやってくれた時には感謝の言葉を伝えるなど、慣れあいでなく、気持ちよく働ける環境づくりを常々考えています。
社会人になりたての頃は、何も分からない自分が嫌でした。これではいけないと考え、「なぜ自分はこうしているんだろう?」「なぜ先輩はこのやり方なんだろう?」と、常に「なぜ?」と考えるようにしました。今でも上司や先輩に「分からないことがあればすぐに連絡してこいよ」と言ってもらい、相談しやすい環境なのですが、指示されたまま仕事をするより、自分なりに考えながらやってみた方が、吸収スピードが早いと思ったからです。知識の習得は毎日の積み重ねが大切で、探求心がなければ成長がストップしてしまいます。だから今でも「なぜ?」の気持ちを大切にしています。
女性施工管理のロールモデルに
まだ現場代理人としてのスタートを切ったばかりですので、もっといろいろな現場で経験を積み、施工管理の幅広いノウハウを身に付け、スキルを磨くことが現在の課題です。また施工管理の仕事だけでなく、女性が働きやすいような職場環境の改善にも積極的に取り組みたいと考えています。将来的には、そんな目標を成し遂げて、首都圏マンションリニューアル事業部に欠かせない存在になるとともに、女性施工管理職のロールモデルと目されるのが理想です。私たちの世代からは女性の施工管理もどんどん増えているので、その先駆けとして活躍し、後輩から「M.Oさんみたいになりたい」と言ってもらえたら嬉しいですね。そして将来的には女性が活躍できるフィールドの開拓に貢献できればと思います。