府中スカイハイツエントランスグレードアップ工事
管理組合法人 | 府中スカイハイツ管理組合 |
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建物概要 | SRC造 8階 142戸 1977年築 |
工事概要 | 金属・建具工事、内装工事、電気・空調設備工事、外構工事 |
設計 | ㈲建物診断センター一級建築士事務所 |
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お客様の声
今回エントランスグレードアップ工事を単独で発注・実施したのには理由があります、築34年を超える高経年マンションにいかに、若い人たちに入居してもらい、新陳代謝をすすめていかないとマンションは老人ホームになってしまう、多少費用がかかっても時代に適した機能・意匠を備えたマンションの顔(エントランス)に改修する必要性を説いていきました。
しかしただエントランスの見栄えを良くしただけではなく、現在お住まいの皆様に喜んで頂ける工夫も凝らしました、管理人室を通らなければ管理事務所に入れなかった不便さの解消、壁で囲われていた集合郵便受けを解体し、以前はA4サイズが入らず、又、ロックもなかった郵便受けを、大型の郵便や宅配ボックスを備えたものに交換し使い勝手を向上させました、また以前は強風により何度も破損してきた観音開きの玄関扉を自動ドアに変更し車椅子の方や、両手がお買い物袋でいっぱいのかたも楽に出入りできるようになりました。
また素材や照明にも徹底的にこだわり、住民投票も何度も行い機能性と意匠性を兼ね備えたエントランスに仕上がりました。
今回は発注者、設計者、施工者が三位一体となってこだわり抜いた賜物です。
これからの高経年マンションは維持修繕の他にグレードアップを図り若い世代に魅力を感じてもらい暮らしてもらえる工夫をしていかなければと実感しています。
工事のポイント
コンセプトは『広く、明るく』
機能面では集合郵便受けコーナー壁を解体して、メール便の投入できる大型の集合郵便受け箱と宅配ボックスを更新し、エントランス内の玄関マットが数十メートルも飛んだこともあるほどの風が吹き抜ける状態を解消するために、老朽化した玄関ドアを自動ドアに更新し、エレベーターホール側にも自動ドアを新設し、風の通り抜けを解消を図った設計となっています。
意匠面では、壁は下地調整の上、天然木極薄つき板を張り、明るい色のタモ材の採用となっています。床のタイルは滑り止め効果のある300角タイルをアプローチまで全面張替をしてより広さを感じられる仕上がりとなっています。
天井材は全て張替え白い艶消し塗装をして、照明器具は全てLEDダウンライトに交換し、今回は修繕委員でデザインに造詣の深い魚谷氏の作品をシンボルオブジェ化させライトアップし、新しく生まれ変わったエントランスにアクセントをつけました、特に暗くなってからのエントランスの美しさと高級感は帰宅される方には、新築マンションにも見劣りしない生まれ変わった我が家を感じさせる仕上がりとなっています。
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