Vol.01 塗装の達人
建装工業 関西支店 大友安夫(おおともやすお)
47年の永きにわたり原発関連施設や種子島宇宙センター、
近年は集合住宅など様々な塗装現場に従事、技能系資格も多数保有し、
職業訓練指導員免許も有し後進の育成にも余念がありません。
平成22年には優秀施工者国土交通(建設)大臣顕彰者、通称「建設マスター※1」でもあります。
平成27年度秋の叙勲においては塗装を通じた社会インフラの整備と技術継承の功績が評価され
「瑞宝単光章」を受賞しました。
(平成26年度の仙台支店の宮川温氏に続き2年連続での栄誉でした)
- 玄海原子力発電所にて
- 種子島で地元作業員とソフトボール大会
Episode1 九州電力玄海原子力発電所(工事期間 昭和47年~約5年)
関西に来て初めて従事した現場で、長いようであっという間に過ぎ去って行った5年間でした。
大林組さんの社員や作業員たちと毎週のように長崎県大立の磯へ釣りに行ったことが思い出されます。
仕事では大林組さんの所長より社員さんと一緒に毎日のように怒られていましたが、今では良い思い出となっております。
Episode2 種子島宇宙センターNロケット組立発射設備(工事期間昭和52年頃)
ちょうど玄海原電が終り四国伊方原電に1年程従事し、種子島へ赴任しました。
初めて目にするロケット発射設備台の光景と、ロケットエンジン燃焼試験時の轟音が響きわたっていたことに驚いたことが記憶に残っております。
又、種子島では楽しい思い出が沢山あり、特に地元作業員との親睦ソフトボール大会や港での海鮮バーベキュー、毎日の休憩時には近くの砂浜で海水浴やサンゴ礁を見に行った事などが思い出されます。
※1 建設マスターとは
建設現場において工事施工に直接従事し、優秀な技能・技術を有する建設技能者を「優秀施工者」として国土交通(建設)大臣が顕彰することで、「ものづくり」に携わっている者の誇りと意欲を増進させ、能力と資質の向上を促進するとともに、その社会的評価・地位の確立を図り、建設業の健全な発展に資することを目的として創設された。