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現場所長に聞く 〜第11回 関西支店 S.I さん編

マンション修繕工事
建装工業が施工しているマンション修繕工事の現場所長について掘り下げていくシリーズです。
当社の現場所長は、改修工事経験者、新築工事経験者、営業経験者、当社現場一筋など、様々な人が担っています。
今回は当社現場一筋、入社4年目で初めて現場所長を経験した男性技術者にインタビューをします。

こんな人におすすめ
● マンション大規模修繕工事をご検討している方
● マンション改修業界で働きたいとお考えの方に

目次
1.現場の基本情報
2.評価された提案内容
3.現場を担当することになったときの感想
4.現場所長として心がけたこと
5.現場で工夫したこと
6.1日のルーティーン
7.仕事のやりがい
8.工事を終えての感想
9.取材を終えて

1.現場の基本情報

取材日 2021年2月9日
入社年 2017年
年齢 26歳(2021年2月時点)
部署 関西支店 リニューアル事業部 工事部
学歴 私立大学 建築学科 卒業
経歴 新卒で建装工業へ入社
関西支店へ配属
マンションリニューアルの現場に従事

2.評価された提案内容

現場所長として初めてのヒアリング※でした。私は緊張するとうまく話せなくなるので、説明資料に話す内容をしっかりとメモして準備し、繰り返し練習しました。
ヒアリング本番では緊張しましたが、事前の準備と練習が役に立ち、しっかりと話すことができました。特に交通量が多く、かつ狭い前面道路の安全管理の工夫点や現場に即した課題について、自分の考えを一生懸命説明しました。
後日、説明の一生懸命さが、私たちを選んで頂いたポイントとなっていたことを伺ったときは嬉しかったです。

※施工業者を選定する際に、候補となる施工業者が工事内容等をプレゼンテーションすること
マンション修繕工事

3.現場を担当することになったときの感想

正直、不安な気持ちもありましたが、工事を開始するまで、多くの皆様にご協力を頂いたこと、私たちを選んで頂いたお客様の期待にお応えしなければならないと思いました。
現場を任された責任感をもち、お客様に喜ばれる工事を実施したいと思いました。

4.現場所長として心がけたこと

『居住者様が住んでいる中で工事を行う。』という意識を持つことを心がけています。
現場担当者として一通り経験していましたが、初めての現場所長だったので、諸先輩方から細かくアドバイスを頂きながら工事を進めました。
工事期間中、居住者様に安心してもらうために積極的に声を掛けさせて頂き、相談しやすい雰囲気を作ることを心がけてきました。勿論、相談を受けた場合は、迅速に解決するよう努めました。

5.現場で工夫したこと

居住者様の中には、こちらから挨拶をすると『そういえば、聞きたいことがあるのですが・・・』と相談される方もいらっしゃいます。居住者様が話しやすいように挨拶を行うことを意識しました。
また、『身の回りが綺麗に出来ない人が、工事で綺麗に出来るのか?』と思われないように、事務所・倉庫周りの整理整頓、清掃はしっかりと行うようにしました。

6.1日のルーティーン

7:30ごろに現場に到着します。倉庫や事務所の解錠、週末には清掃を行っています。新規入場者は、朝礼前に新規入場者教育を行い、現場でのルール説明とポイントについて説明を行います。
8:30から朝礼、打ち合わせを行い、作業スタートします。
午前中は、現場巡回を行い、打ち合わせ通りに作業が行われているか、また、危険な作業をしていないか、定められた品質を満足しているか等確認を行います。
昼礼時は、翌日の作業の確認、今後の流れについて打ち合わせを行います。
午後からは、居住者様に向けてのチラシや資料の作成、事務作業を行います。
夕方頃に、再度現場巡回を行い、片付けの指示を行います。その日の作業が終了したタイミングで戸締りや場内の最終確認を行います。
基本的に19:00には、仕事を終えます。
マンション修繕工事

7.仕事のやりがい

建設業の中でもマンションの修繕工事の特徴として、『居住者様が住んでいる中で工事を行う。』ことがあります。工事中には、お客様とのコミュニケーションで悩むこともありますが、お客様が満足して喜んでいただいている姿を直接見ることができる点がやりがいになっています。

8.工事を終えての感想

3か月半の工事現場でしたが、『気が付いたら終わっていた。』というのが正直な感想です。
通常の安全・品質・上長のパトロールだけでなく、諸先輩方からのサポートを頂き、無事に工事を終えることができました。
工事完成間近には、居住者様から『朝から晩までありがとう!』と労って頂きました。また、管理組合様からは、感謝状までいただくことができました。
このような機会を頂きまして感謝しています。
現在、今回の現場で学んだことを活かして、2回目の現場所長を務めさせて頂いています。

9.取材を終えて

みなさん、いかがでしたでしょうか。
入社4年目で、はじめて現場所長を経験した若手の男性技術者のインタビューでした。マンションの修繕工事の現場は『居住者様が住んでいる中で工事を行う。』ことが前提となるので、コミュニケーションがポイントですが、実際に現場で実践するのは大変です。今回の工事現場での工事完了後のアンケートでは回答者の8割の方から『現場所長の対応がよく、次回も工事を頼みたい』との回答を頂くことができました。建装工業では、これからもお客様の目線に立った工事を進め、お客様に満足して頂けるよう努めて参ります。


■あわせてお読みください。
1. 大規模修繕工事でお礼の絵とお手紙頂きました
2. 現場所長に聞く 〜第10回 北海道支店工事部T.Mさん編
3. 現場所長に聞く 〜第9回 設備・内装リニューアル事業部Y.W さん編
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5. 現場所長に聞く 〜第7回 関西支店工事部 F.Tさん編
6. 現場所長に聞く 〜第6回 関西支店工事部 M.Mさん編
7. 現場所長に聞く 〜第5回 関西支店工事部 C.Kさん編
8. 現場所長に聞く 〜第4回 九州支店工事部 H.Oさん編

《この記事のライター》
冨沢 彰之
建装工業株式会社 MR業務推進部所属
群馬県出身 東京農業大学農学研究科農業工学専攻 修了
一級建築施工管理技士・防災士・マンション維持修繕技術者を有し、大規模修繕工事現場にも従事した経験のある男性技術者・ライター

(2021年3月22日記事更新)

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