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マンションリフォームで収納を増やしたい! 部屋が散らかる理由とは?
前号で「マンションの収納を増やすリフォームの工夫について」の記事を掲載させて頂きました。
引き続き今回は収納物が最適な場所に収納されているか? 効率の良い収納がされているか?に着目してみました。
目次
1. マンションリフォームで効率のよい収納を作る
2. 適材適所の収納とは
3. 生活動線の確認も大事
引き続き今回は収納物が最適な場所に収納されているか? 効率の良い収納がされているか?に着目してみました。
目次
1. マンションリフォームで効率のよい収納を作る
2. 適材適所の収納とは
3. 生活動線の確認も大事
1. マンションリフォームで効率のよい収納を作る
何かとスペースが限られる日本の住宅事情では、収納に頭を悩ませているご家庭も少なくないと思います。なんとなく家の中が片づかない、部屋がすぐに散らかってしまう、といったことがあれば、リフォームのときに収納への要望が高くなるのは当然です。しかしながら、床面積を増やすことができないマンションリフォームで、収納を増やしたら生活スペースが狭くなり不便になってしまったというようなことにはしたくないものです。
家の中が片づかないのは、必ずしも収納が足りないからだとは限りません。せっかくリフォームをして収納を増やしても、それが「効率のよい収納」でなければ、相変わらず片づかないままになりがちです。そんなことにしないためにも、効率のよい収納の基本をしっかりと抑えましょう。
それは、使うモノは使う場所にしまうことと、住人の動線への配慮です。この2つのポイントを踏まえ、スペースが限られるマンションのリフォームで効率のよい収納づくりを考えましょう。
家の中が片づかないのは、必ずしも収納が足りないからだとは限りません。せっかくリフォームをして収納を増やしても、それが「効率のよい収納」でなければ、相変わらず片づかないままになりがちです。そんなことにしないためにも、効率のよい収納の基本をしっかりと抑えましょう。
それは、使うモノは使う場所にしまうことと、住人の動線への配慮です。この2つのポイントを踏まえ、スペースが限られるマンションのリフォームで効率のよい収納づくりを考えましょう。
2. 適材適所の収納とは
まずは、使うモノは使う場所にしまうことですが、これは、いわば「適材適所」の収納になります。固定観念にしばられず、どんなモノをどこにしまえば便利かを考えます。日々の家族の生活スタイルを思い浮かべ、家の中のスペースや居室ごとに、そこで使うモノと収納したいモノをリストアップしましょう。
例えば、衣類や下着はそれぞれの個室のクローゼットなどに収納することが一般的と思いますが、入浴前後に下着を変える方も多いのではないでしょうか? それならば、脱衣室に家族全員分の下着を収納できるコーナーがあれば便利です。また、脱衣室・洗面所・洗濯機置場をかねているお宅も多いかと思います。その場合は、タオルやせっけん・洗剤などのストックも脱衣室に収納したいですね。このほかに、洗面台まわりでは基礎化粧品やドライヤー・シェーバーなど細々したモノも使用するでしょう。
このように、そのスペースで使うモノをくまなくリストアップし、設計者やリフォーム業者と相談しながら、しまうモノにあわせた収納作りをしましょう。そうすることで、必要なときに必要なモノをすぐに取り出せてすぐにしまえる、効率のよい収納ができます。
ここで、少し注意したいのがリビングルームの収納作りです。リビングは家族の共有スペースですから、家族共有のテレビのリモコン・ゲーム機などに加え、それぞれの家族が持ち込むモノで散らかりやすいものです。そこで、共有物と個人の持ち物を分けて考えることが大切になります。リビングの収納は家族共有のモノ用とし、個人の持ち物は各自の居室に収納するなどルールを決めてからプランを立てましょう。
例えば、衣類や下着はそれぞれの個室のクローゼットなどに収納することが一般的と思いますが、入浴前後に下着を変える方も多いのではないでしょうか? それならば、脱衣室に家族全員分の下着を収納できるコーナーがあれば便利です。また、脱衣室・洗面所・洗濯機置場をかねているお宅も多いかと思います。その場合は、タオルやせっけん・洗剤などのストックも脱衣室に収納したいですね。このほかに、洗面台まわりでは基礎化粧品やドライヤー・シェーバーなど細々したモノも使用するでしょう。
このように、そのスペースで使うモノをくまなくリストアップし、設計者やリフォーム業者と相談しながら、しまうモノにあわせた収納作りをしましょう。そうすることで、必要なときに必要なモノをすぐに取り出せてすぐにしまえる、効率のよい収納ができます。
ここで、少し注意したいのがリビングルームの収納作りです。リビングは家族の共有スペースですから、家族共有のテレビのリモコン・ゲーム機などに加え、それぞれの家族が持ち込むモノで散らかりやすいものです。そこで、共有物と個人の持ち物を分けて考えることが大切になります。リビングの収納は家族共有のモノ用とし、個人の持ち物は各自の居室に収納するなどルールを決めてからプランを立てましょう。
3. 生活動線の確認も大事
効率のよい収納を作るには、それぞれの家族の動線にあわせて考えることも大切です。
例えば、外出時に着ていたコートや上着をリビングルームに脱ぎっぱなしということはないでしょうか?
ここで、家の中の生活動線を確認してみると、散らかる原因が見えてくることがあります。各自の部屋にクローゼット収納があっても、玄関から、まずリビングに入る家族が多いと、ついリビングルームに上着を放置してしまうことがありがちです。
こんな場合は、玄関まわりや、玄関とリビングの間にアウター用のクローゼットがあれば、リビングに入る前に脱いだ上着をしまえます。このとき、帰宅とは逆の出かけるときの動線も考えましょう。このクローゼットには通勤カバンや外出時に身につける帽子やマフラーなども収納できるようにすれば、外出前の身じたくもスムーズにできますね。
スペース的にクローゼットなどの収納を作るのがむずかしければ、玄関とリビングを結ぶ廊下の壁ぎわにハンガーレールや衣類フックを設置する方法もあります。こうして、リビングが衣類で散らかることを防ぐようにします。
こうした収納プランニングの手法は、家族のライフスタイルにそったものでもあります。以上を参考に、効率よく暮らしやすいマンションリフォームをすすめてくださいね。
例えば、外出時に着ていたコートや上着をリビングルームに脱ぎっぱなしということはないでしょうか?
ここで、家の中の生活動線を確認してみると、散らかる原因が見えてくることがあります。各自の部屋にクローゼット収納があっても、玄関から、まずリビングに入る家族が多いと、ついリビングルームに上着を放置してしまうことがありがちです。
こんな場合は、玄関まわりや、玄関とリビングの間にアウター用のクローゼットがあれば、リビングに入る前に脱いだ上着をしまえます。このとき、帰宅とは逆の出かけるときの動線も考えましょう。このクローゼットには通勤カバンや外出時に身につける帽子やマフラーなども収納できるようにすれば、外出前の身じたくもスムーズにできますね。
スペース的にクローゼットなどの収納を作るのがむずかしければ、玄関とリビングを結ぶ廊下の壁ぎわにハンガーレールや衣類フックを設置する方法もあります。こうして、リビングが衣類で散らかることを防ぐようにします。
こうした収納プランニングの手法は、家族のライフスタイルにそったものでもあります。以上を参考に、効率よく暮らしやすいマンションリフォームをすすめてくださいね。
《この記事のライター》
舘林 匠
北海道出身 飛行機の整備士を目指し、日本航空学園千歳校を卒業後なぜか建築の道へ。
一級建築施工管理技士、一級土木施工管理技士、宅建士をはじめ25の資格を有し、
バイク、ダイビング、DIY、料理など多趣味でちょっと飽きやすい性格。
最近はドローンにはまりプライベート機を3機保有している。
KENSO Magazine編集長 兼 ライター
(2018年12月3日記事更新)