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マンションペット問題 ペットと暮らす楽しい生活
1. マンションでペットと暮らす
少子化の傾向が続いていますが、その一方で、近年の統計によると15歳以下の子供の人口よりも飼い犬と飼い猫の頭数が上回っているそうです。
ペットを飼う家庭が多くなっているということになりますが、そうしたこともあってか、ペット可のマンションが増えています。すでにマンションに住みながらこれからペットを迎え入れたい、または、ペットと暮らすためにマンションを購入しようかと考えている方もいるのではないでしょうか?
マンションでペットを飼う場合、ほとんど室内で飼うことになりますが、その場合、どうしても汚れや匂いが気になります。こうした問題をおさえて、マンション室内でペットと楽しく暮らすには、そのための環境づくりが必要です。
今回は、マンションで犬や猫などのペットと暮らすことを前提にしたリフォームでおさえておきたいポイントについてお伝えします。
ペットを飼う家庭が多くなっているということになりますが、そうしたこともあってか、ペット可のマンションが増えています。すでにマンションに住みながらこれからペットを迎え入れたい、または、ペットと暮らすためにマンションを購入しようかと考えている方もいるのではないでしょうか?
マンションでペットを飼う場合、ほとんど室内で飼うことになりますが、その場合、どうしても汚れや匂いが気になります。こうした問題をおさえて、マンション室内でペットと楽しく暮らすには、そのための環境づくりが必要です。
今回は、マンションで犬や猫などのペットと暮らすことを前提にしたリフォームでおさえておきたいポイントについてお伝えします。
2. まずは、ゾーン分けを考える
まずは、家の中でペットといっしょに過ごす場所をどう分けるかを考えます。
例えば、事故防止と衛生面を考えると、キッチンは犬や猫が自由に出入りできないようにしたいものです。また、浴室もペットにとって事故が起きやすい場所になりえます。さらに、和室も犬や猫が入ると、ツメで畳がボロボロになったり、障子やふすまを破ってしまったり、となってしまいます。
このように、ペットが出入りすると問題がある場所やスペースがないかを事前に考えて、ペットの進入を制限するゾーンを分けていきましょう。ペットを入れたくないゾーンにはなんらかの進入防止の対策が必要です。単にドアを閉めるだけでは、ドアノブに飛びついて開けてしまうペットもいるので、十分ではありません。あとづけできるペットフェンスを取り付けるのもよいですが、カギつきの引き戸にすることもおすすめです。逆に、ペットに自由に出入りさせてあげたい部屋やスペースのドア、間仕切りには開口を設け、ペット専用の出入口を作ってあげましょう。
例えば、事故防止と衛生面を考えると、キッチンは犬や猫が自由に出入りできないようにしたいものです。また、浴室もペットにとって事故が起きやすい場所になりえます。さらに、和室も犬や猫が入ると、ツメで畳がボロボロになったり、障子やふすまを破ってしまったり、となってしまいます。
このように、ペットが出入りすると問題がある場所やスペースがないかを事前に考えて、ペットの進入を制限するゾーンを分けていきましょう。ペットを入れたくないゾーンにはなんらかの進入防止の対策が必要です。単にドアを閉めるだけでは、ドアノブに飛びついて開けてしまうペットもいるので、十分ではありません。あとづけできるペットフェンスを取り付けるのもよいですが、カギつきの引き戸にすることもおすすめです。逆に、ペットに自由に出入りさせてあげたい部屋やスペースのドア、間仕切りには開口を設け、ペット専用の出入口を作ってあげましょう。
3. 換気に注意して間取りを考える
次に、ペットと暮らすゾーンについて考えますが、第一に注意したいのが換気です。
室内でペットを飼う場合、匂いが気になりますが、マンションでは外からの風を入れられる場所が限られます。あとから風の通し方を変えるのは困難なので、間取り変更をする場合には、家の中の風通りや換気扇のある場所の確認をしながら、ペットの生活スペースの配置を決めましょう。
特に配慮したいのが、エサ場とトイレです。例えば、エサ場はベランダに面した場所、トイレは換気扇のある洗面室にすれば、換気がよく掃除もしやすいですね。加えて、間仕切り壁に室内窓や通気口を設ける、ドアや引き戸をよろい戸にするなど、家全体の換気をよくする工夫をすればより効果的です。
玄関に後付け出来る網戸が横ロール式やアコーディオン式、折り畳み式等各種あります。防犯性を重視するなら鍵付きルーバータイプがお薦めです。ただし、玄関扉内側への網戸取り付けは、玄関ドアを開放した状態で使用することを前提とした換気方法ですので、玄関ドアが防火戸となっている場合に玄関扉内側への網戸取り付けを禁止しているマンションもあります。取付けの前には、管理会社への問合せや管理規約の確認を必ず行いましょう。
また、バルコニー側の窓を開けているとペットの脱走が心配という方には特殊な樹脂をコーティングした網戸に張替える方法も有効です。ペットの爪のひっかきに強い網戸なので安心です。
どうしても換気が難しい場合は脱臭機を設置すると効果的です。
空気清浄機と脱臭機は別物です、ペットの匂いには断然脱臭機がお薦めです。
室内でペットを飼う場合、匂いが気になりますが、マンションでは外からの風を入れられる場所が限られます。あとから風の通し方を変えるのは困難なので、間取り変更をする場合には、家の中の風通りや換気扇のある場所の確認をしながら、ペットの生活スペースの配置を決めましょう。
特に配慮したいのが、エサ場とトイレです。例えば、エサ場はベランダに面した場所、トイレは換気扇のある洗面室にすれば、換気がよく掃除もしやすいですね。加えて、間仕切り壁に室内窓や通気口を設ける、ドアや引き戸をよろい戸にするなど、家全体の換気をよくする工夫をすればより効果的です。
玄関に後付け出来る網戸が横ロール式やアコーディオン式、折り畳み式等各種あります。防犯性を重視するなら鍵付きルーバータイプがお薦めです。ただし、玄関扉内側への網戸取り付けは、玄関ドアを開放した状態で使用することを前提とした換気方法ですので、玄関ドアが防火戸となっている場合に玄関扉内側への網戸取り付けを禁止しているマンションもあります。取付けの前には、管理会社への問合せや管理規約の確認を必ず行いましょう。
また、バルコニー側の窓を開けているとペットの脱走が心配という方には特殊な樹脂をコーティングした網戸に張替える方法も有効です。ペットの爪のひっかきに強い網戸なので安心です。
どうしても換気が難しい場合は脱臭機を設置すると効果的です。
空気清浄機と脱臭機は別物です、ペットの匂いには断然脱臭機がお薦めです。
4. 内装材にも配慮を
室内でペットと快適に暮らすには、汚れ対策も重要です。内装材は、汚れやキズ、匂いがつきにくく、ペットにやさしいものを選びましょう。
まず床材ですが、通常のフローリングは掃除がしやすい反面、犬や猫の足では滑りやすく足腰の負担になります。汚れがつきにくくペットが滑りにくいように加工をしたフローリング材もありますが、マンションによっては規約でフローリングが禁止されていることがあるので確認が必要です。滑りにくく、防汚防臭加工を施したペット向け床タイルもおすすめです。
また、壁材には、汚れやキズのつきにくいペット対応の壁紙があり、種類も豊富です。自然素材のしっくいや珪藻土(けいそうど)の塗り壁なら、消臭効果も期待できます。ペットがいると壁の低い部分に汚れやキズがつきやすいものですが、床から1メートルくらいの高さまでに木の羽目板や調湿・消臭機能のあるタイル材を貼って、腰壁にするのもよいでしょう。
腰壁は、特に汚れやすいトイレコーナーに向いています。その際、腰壁・床材ともに貼り替えをしやすいようにしておくと、あとあと、便利です。
まず床材ですが、通常のフローリングは掃除がしやすい反面、犬や猫の足では滑りやすく足腰の負担になります。汚れがつきにくくペットが滑りにくいように加工をしたフローリング材もありますが、マンションによっては規約でフローリングが禁止されていることがあるので確認が必要です。滑りにくく、防汚防臭加工を施したペット向け床タイルもおすすめです。
また、壁材には、汚れやキズのつきにくいペット対応の壁紙があり、種類も豊富です。自然素材のしっくいや珪藻土(けいそうど)の塗り壁なら、消臭効果も期待できます。ペットがいると壁の低い部分に汚れやキズがつきやすいものですが、床から1メートルくらいの高さまでに木の羽目板や調湿・消臭機能のあるタイル材を貼って、腰壁にするのもよいでしょう。
腰壁は、特に汚れやすいトイレコーナーに向いています。その際、腰壁・床材ともに貼り替えをしやすいようにしておくと、あとあと、便利です。
5. ペットの鳴き声
ペットを飼っていない人にとってペットの鳴き声は時に不快感を与えかねません。
近隣トラブルを避けるためには防音対策も検討されては如何でしょう?
音楽や楽器演奏される方で本格的な防音工事をされる方もいらっしゃいますが、もっと簡単な方法としては吸音性能のある壁材を貼ったり、コルクシートを利用する方法もあります。
窓には内窓を取り付けて2重サッシにすると防音効果はかなり向上します。
室内でのペットとの生活では事前に汚れや匂いやキズ、鳴き声等の対策をしておくことで、人間とペット、お互いがストレスなく過ごせます。
以上を参考に、快適な環境づくりをめざしては如何でしょうか。
近隣トラブルを避けるためには防音対策も検討されては如何でしょう?
音楽や楽器演奏される方で本格的な防音工事をされる方もいらっしゃいますが、もっと簡単な方法としては吸音性能のある壁材を貼ったり、コルクシートを利用する方法もあります。
窓には内窓を取り付けて2重サッシにすると防音効果はかなり向上します。
室内でのペットとの生活では事前に汚れや匂いやキズ、鳴き声等の対策をしておくことで、人間とペット、お互いがストレスなく過ごせます。
以上を参考に、快適な環境づくりをめざしては如何でしょうか。
《この記事のライター》
舘林 匠
北海道出身 飛行機の整備士を目指し、日本航空学園千歳校を卒業後なぜか建築の道へ。
一級建築施工管理技士、一級土木施工管理技士、宅建士をはじめ25の資格を有し、
バイク、ダイビング、DIY、料理など多趣味でちょっと飽きやすい性格。
最近はドローンにはまりプライベート機を3機保有している。
KENSO Magazine編集長 兼 ライター
(2019年1月7日記事更新)