毎週月曜日更新

毎週月曜日更新

タグ一覧

大津ヶ丘第5住宅第3回大規模修繕工事『塗装工事体験会』≪ みんなで塗ろう「水色ベンチ」≫

大津ヶ丘第5住宅第3回大規模修繕工事

はじめに

千葉県柏市にある大津ヶ丘第五住宅。コロナの影響で学校の行事、団地恒例の夏祭りが中止となる中、「子供たちに思いで作りを」と、理事会・修繕委員会で企画をした。「塗装工事体験会」イベントを取材してきました。

目次
1.水色公園の言われについて
2.イベント概要
3.塗装工程の説明
4.塗装体験会
5.質問タイム・工事の服装・ペンキ缶4つの質問
6.参加証
7.今回イベントを企画された。理事会・修繕委員会のコメント

1.水色公園の言われについて

子供たちの集合場所と利用している水色公園。入居当時、ブランコ・滑り台が水色だったからとのことでした。
但しベンチは「カーキ色」。その後、修繕委員により塗り替えを続けて、周辺の樹木に溶け込むように「緑色」にしました。
ある時再び緑色に塗り替え中に、子供たちが「ここは水色公園たったらしいよ。水色ベンチがいいな」の言葉で、みんながよく使うこの3脚を「水色」にしたそうです。
親たちの思いがつながる公園とのことです。
大津ヶ丘第5住宅第3回大規模修繕工事

緑色のベンチ

大津ヶ丘第5住宅第3回大規模修繕工事

水色公園

2.イベント概要

そんな素敵な思い入れのあるベンチについて、今回の大規模修繕工事の一環として外構部分の塗り替えを行うにあたり、理事会・修繕委員会の皆様の発案により、新型コロナウイルスで様々な行事が中止・延期となる中で新しい生活ルールを守ったうえでの子供たちへの思い出作りとして、(みんなで塗ろう「水色ベンチ」)と銘打って塗装工事体験会を開催しました。
当日は、小・中学生14名の子供たちが集まり、ベンチやパーゴラの柱の塗装体験を行い、大盛況でした。
大津ヶ丘第5住宅第3回大規模修繕工事

検温・体調確認・連絡先の記入

3.塗装工程の説明

イベントは主催者挨拶・建装工業(株)スタッフ、塗装工の紹介に続き、建装工業(株)による塗装工程の解説から始まり、どのような作業手順を行っているかについて
①既存状態、②下地処理状況、③下塗り状況、④上塗りと作業工程がわかるような塗分けを行っておいたベンチや柱を使って説明をしました。
実際に自分たちの目で見て、作業の手順がわかるので、わかりやすく好評でした。
大津ヶ丘第5住宅第3回大規模修繕工事

説明の様子

大津ヶ丘第5住宅第3回大規模修繕工事

説明の様子

4.塗装体験会

塗装体験前に所長から、ペンキの付着、肌に付かないように等の注意事項の説明を聞いた後、プロの職人さんによる実演をみて子供たちは、用意万全で体験スタートです。

はじめに、ベンチ表面に紙やすり掛け、一生懸命やすりをあてていました(真剣そのもの・・)。
ウエスでふき取って清掃を行い、いよいよまちにまった塗り体験です。刷毛を使ったりローラを使ったりと、みなさん楽しそうに塗装を行っていました。
勢い余って、ペンキを自分に付けてしまったり、つい、塗ったばかりのところを触ってしまったりと、あっという間に時間が過ぎていきました。
大津ヶ丘第5住宅第3回大規模修繕工事

塗装体験会の様子

大津ヶ丘第5住宅第3回大規模修繕工事

塗装体験会の様子

5.質問タイム・工事の服装・ペンキ缶4つの質問

● 塗装体験が終わって、みなさんからの質問タイムです。
Q ①専門家になるまで、何年修行しましたか 
  ②マンションの外壁の塗装の仕方 
  ③足場外側のシート色は何で黒色なんですか?
  ④素朴に「ペンキってなんですか?」
    これには所長が「建物に塗る絵具だよ」と即答しました流石
  ⑤「所長」て何ですか等。素晴らしい質問ばかりでした。

● 工事の服装ということで夏の暑さを乗りきるためのファン付きの作業着の説明と体験をしたときは。「涼しい〜」と好評でした。

●イベントの最後の修繕委員会より、ペンキ缶にまつわるクイズです。
1)今回の大規模で1斗缶で何缶使ったかな?
2)使った感を積み上げるとスカイツリーより高いか低いか?
3)団地の建物の高さにするには、何缶必要かな?
4)使った缶をこの広場に並べるとどれくらい?
といったとても、ユニークなクイズで盛況のうちに終了することができました。
大津ヶ丘第5住宅第3回大規模修繕工事

ペンキ缶クイズ出題!

6.参加証

最後に参加証・ノベルティグッズとお菓子を受け取り記念撮影をして終了しました。
参加者は、こんな素敵な参加証をいただきました。
素晴らしい思い出作りとなったと思います。
大津ヶ丘第5住宅第3回大規模修繕工事

ペンキ缶クイズ出題!

7.今回イベントを企画された。管理組合・修繕委員会のコメント

・当団地は1979年から入居開始して現在41年目。第3世代のいる世帯もあります。
・管理組合は理事会のもと①修繕②植栽③防犯・福祉・交通④規約の各委員会で構成しています。
・修繕委員会は現在第2代目。委員長・副委員長とも設計事務所・建設業離職者。日常の施設点検や生活環境の変化に伴う新しい情報を収集し、長期修繕計画も自力で作成、数年ごとの見直も続けています。両委員長とも「ここは終の棲家」との強い愛着心で修繕費の適切な使い方を念頭に維持管理を続けています。明るく住みやすい住環境を守る「かかりつけ住医」です。
・今回は第3回目の大規模修繕工事。第3世代の子供たちのへのバトンタッチも心に、このイベントを企画しました。ご協力感謝します。
・課題は、住民の「高齢化」「おひとり住まい」等による各委員会の継続性です。
・これからも安心して住める住環境が整えられて有難いです。建装工業さんの日頃の細やかな心配りと献身的な作業態度に好感と信頼が与えられ、住民も一緒に共同作業が進められた思いです。これを機に「長いおつきあい」をお願いしたいです。
大津ヶ丘第5住宅第3回大規模修繕工事

吉田修繕委員長 穂森理事長 小田川副修繕委員長


《この記事のライター》
冨沢 彰之
建装工業株式会社 MR業務推進部所属
群馬県出身 東京農業大学農学研究科農業工学専攻 修了
一級建築施工管理技士・防災士・マンション維持修繕技術者を有し、大規模修繕工事現場にも従事した経験のある男性技術者・ライター

(2020年11月2日記事更新)

おすすめコンテンツ