マンションの塗装での悩み事の解決！最新のナノテクノロジーとは？|KENSOマガジン

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マンションの塗装での悩み事の解決！最新のナノテクノロジーとは？

建物やマンションは、経年劣化との戦いでもあります。「スクラップアンドビルド」という言葉の通り、壊れたものを除去して交換することも可能ですが、現在はSDGs（持続可能な開発目標）の実現を目指す時代です。使用できるものは綺麗に復元し、廃棄せず再利用することが、環境負荷の低減に最も良いと考えます。
今回は、マンションの劣化対策に有効な塗料や洗浄剤についてご紹介します。塗料や洗浄剤と聞くと、単なる消耗品と思われるかもしれませんが、侮ることなかれ！最新の塗料や洗浄剤には様々なバリエーションがあります。
ご紹介にあたり、塗料・洗浄剤の革新的メーカーである株式会社染めQテクノロジィの本社ショールーム、「不思議ワールド」にお邪魔してきました。

【見学風景：右から当社の井上常務・筆者吉田、染めQの井上部長・金課長】

目次
1. 株式会社染めQテクノロジィとは？
2. マンション外部共用部におすすめの製品
 3. マンション内部共用部にお勧めの製品
 4. マンション専有部内にお勧めの製品
 5. 他にもこんな商品が！
6. 不思議ワールド（ショールーム）って誰でも行けるの？
7. 終わりに

1. 株式会社染めQテクノロジィとは？

株式会社染めQテクノロジィは2002年に設立され、本年2024年で22周年を迎えます。ナノテクノロジーを中心とした塗料や防錆、パテ、プライマー、床材、接着剤、日用雑貨品など、多岐にわたる製品を取り扱うメーカーです。本日は、特にマンションで使用する材料を中心にご紹介いたします。
「染めQ」という会社名は、元々は製品名に由来すると伺いました。帝国ホテルのソファーなどで使用されていた革製品の塗料がヒットし、多くの問い合わせが「染めQ」に集中したため、会社名も染めQテクノロジィに変更されたそうです。キッチンやお風呂、便器など、あらゆるものに塗装が可能なのがナノテクノロジーの強みです。

【染めQ：大改修時代　再生・延命・補強】

企業理念は「人生の感動を創造する」「社会の明日を科学する」「感謝の日々を体現する」の3つです。私が会社を訪れた際も、社員の皆様から「いらっしゃいませ」と元気で気持ちの良い挨拶をいただきました。
本社は猿島郡五霞町元栗橋にあり、近くには桜で有名な権現堂公園があります。春には、先頭画像の通り、桜と菜の花を一緒に楽しむことができる絶景スポットです。また、建装工業の競歩選手である渕瀬真寿美さんのように、オリンピックを目指すアスリート社員も在籍しています。

【染めQ：アスリート社員の方々】

また、下の写真のように、年間で社員の各種表彰を行い、金一封も授与されるそうです。

【染めQ：社員の年間表彰状況】

2. マンション外部共用部におすすめの製品

マンション外部共用部の経年劣化で最も問題になるのは鉄部です。鉄骨階段、サッシの面格子、機械式駐車場などでお困りではありませんか？
当社でも、機械式駐車場のパレット、鉄骨階段の踊り場、スチール手すり、バイク置き場の床、駐輪場の床などで、同社の製品を使用した多くの施工実績があります。錆びて穴の開いた階段の踊り場、孔食のあるアルミサッシや面格子、油が浮いたバイク置き場、水が浮く駐輪場など、塗装が困難な場所で威力を発揮しています。

染めQの「防錆ソリューション」は、最も手間のかかるケレン作業を最小限に抑え、錆を封じ込めます。乾燥時間も短縮され、大幅なコストダウンを実現しました。沿岸部のプラントや工場、船舶などの過酷な現場でも、長期間にわたり強力な防錆効果を発揮します。
穴の開いた部分には防錆パテが有効です。このパテは、強力な防錆力、柔軟性、耐衝撃性、そして優れた密着力を持ちます。ガルバリウム、溶融亜鉛などの金属だけでなく、木材、コンクリート、プラスチック、FRPなどにも使用可能で、溶接できない場所の錆穴再生も可能です。
密着の悪い亜鉛メッキ、アルミ、ステンレスなどの金属やプラスチック、ガラス、クロムメッキ、焼付塗装面など、多種多様な素材に対しても強力な密着力を発揮します。また、鉛やクロムなどの有害重金属を一切使用していない、安全性の高いプライマーです。

【染めQ：鉄骨階段施工状況】

3. マンション内部共用部にお勧めの製品

マンション内部共用部の経年劣化の問題点は、ずばり配管です。給水管、給湯管、排水管、地中埋設配管などでお困りではありませんか？
マンションの配管に関する工事には、主に更新工事と更生工事の2種類があります。当社では主に更新工事を推奨していますが、染めQテクノロジィでは更生工事の材料販売も手掛けるようになりましたので、ご紹介いたします。

更新工事は、既存の管を撤去して新しい管に取り替える工法です。この工法は、新たな素材の管に交換することで、長期的に有効な解決策となります。更生工事は、現在の管の内部を研磨し、エポキシ樹脂を塗布することで延命を図る工法です。この工法は、一般的に2回まで行うことが可能とされています。
また、同社では外部から専用補強テープを用いて、写真のように復元することもできます。

【染めQ：配管補強状況】

4. マンション専有部内にお勧めの製品

マンション専有部の経年劣化の問題点は、ずばり浴室です。風呂場でのカビ対策でお困りではありませんか？
カビ除去製品は、非塩素系で体に優しいのが特徴です。極小の研磨剤が素材の奥まで入り込み、根こそぎ汚れを落とします。カビはもちろん、湯あかやカルキまでしっかり落とす強力な洗浄力を持ちながら、マスクや手袋も不要な非塩素系クレンザーです。
また、カビ封じ製品は生活空間に発生するあらゆるカビを、殺すのではなく封じ込めて抑制します。耐水性に優れ、水回りでも約3ヶ月効果が持続します。環境に優しい非塩素系なので、クローゼットや下駄箱などにもあらかじめスプレーしておくことでカビを寄せ付けません。
さらに、ソファーや壁紙にも使用できる塗装製品も取り揃えています。下の写真は、段ボールで組み立てた椅子に塗装を施して座れるようにしたものです。筆者も実際に座ってみましたが、壊れることなく安定感がある椅子でした。