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マンション修繕工事の表彰制度、クリエイティブリフォーム賞とは？
はじめに
世の中には様々な表彰制度あります。例えば、「グッドデザイン賞」、「カーオブザイヤー」などをご存じの方も多いのではないでしょうか。
実はマンション修繕工事の分野にも表彰制度がございます。今回は、そのマンション修繕工事の表彰制度「クリエイティブリフォーム賞」（主催：一般社団法人マンション計画修繕施工協会）について、その制度の内容や建装工業の取り組みなどをご紹介します。
目次
1. 「クリエイティブリフォーム賞」とは？
2. 第１０回クリエイティブリフォーム賞で同時に２件の受賞
3. D’グラフォート盛岡駅前タワーズ（岩手県盛岡市）
4. 光が丘パークタウンゆりの木通り北住宅（東京都板橋区）
5. おわりに
実はマンション修繕工事の分野にも表彰制度がございます。今回は、そのマンション修繕工事の表彰制度「クリエイティブリフォーム賞」（主催：一般社団法人マンション計画修繕施工協会）について、その制度の内容や建装工業の取り組みなどをご紹介します。
目次
1. 「クリエイティブリフォーム賞」とは？
2. 第１０回クリエイティブリフォーム賞で同時に２件の受賞
3. D’グラフォート盛岡駅前タワーズ（岩手県盛岡市）
4. 光が丘パークタウンゆりの木通り北住宅（東京都板橋区）
5. おわりに
1. 「クリエイティブリフォーム賞」とは？
「クリエイティブリフォーム賞」は、一般社団法人マンション計画修繕施工協会が、2010年に創設した表彰制度です。
この制度の目的は、分譲マンションの計画修繕工事において、創意工夫がなされ、人に、建物に優しく、誠実に行われた工事の施工者、現場担当者、設計監理者様、管理組合様を表彰し、より良いマンションスストックの形成に寄与することとされており、これまで数多くの優良なマンションが選ばれています。
建装工業もこの表彰制度の「良質なマンションストック形成への寄与のコンセプト」に共感し、これまで2010年の第一回から継続して取り組んでまいりました。その結果、これまで開催された１０回の中で、９件の工事について受賞させて頂きました。
＊クリエイティブリフォーム賞：一般社団法人マンション計画修繕施工協会ホームページ内
https://www.mks-as.net/creative-reform/
この制度の目的は、分譲マンションの計画修繕工事において、創意工夫がなされ、人に、建物に優しく、誠実に行われた工事の施工者、現場担当者、設計監理者様、管理組合様を表彰し、より良いマンションスストックの形成に寄与することとされており、これまで数多くの優良なマンションが選ばれています。
建装工業もこの表彰制度の「良質なマンションストック形成への寄与のコンセプト」に共感し、これまで2010年の第一回から継続して取り組んでまいりました。その結果、これまで開催された１０回の中で、９件の工事について受賞させて頂きました。
＊クリエイティブリフォーム賞：一般社団法人マンション計画修繕施工協会ホームページ内
https://www.mks-as.net/creative-reform/
2. 第１０回クリエイティブリフォーム賞で同時に２件の受賞
今回で１０回目となる「クリエイティブリフォーム賞」においては、建装工業が応募した工事が同時に２件受賞させて頂きました。昨年も同時に２件の受賞していることから、「２年連続ダブル受賞」となりました。これは、この制度が始まって以来初めてがの出来事とのことで、大変名誉なことと思っています。
さて、次からは、今回（第１０回）の受賞した２つの建物における工事について、高く評価されたポイントなどをご紹介いたします。
２件の受賞作品に関しまして、動画も作成しております。是非、ご欄ください。
さて、次からは、今回（第１０回）の受賞した２つの建物における工事について、高く評価されたポイントなどをご紹介いたします。
２件の受賞作品に関しまして、動画も作成しております。是非、ご欄ください。
3. D’グラフォート盛岡駅前タワーズ（岩手県盛岡市）
築１５年の建物で、①２５階建て、②１８階建て、③１７階建ての３棟からなる多棟型高層マンションの１回目の大規模修繕工事です。
この工事は、当初、３棟を順次に施工する計画としていました。しかし、「作業動線の効率の見直し」、「ゴンドラの盛替え（移設）の手順の工夫」などの緻密な施工計画の検討によって、３棟を同時に施工する計画に変更することで、施工期間を当初予定の２年から約１年に短縮し、工事費も大幅に削減することに成功し、この点が高く評価されました。
その他、強風対策や居住者とのコミュニケーション上での配慮、社内外に向けた設計者様・管理者様向けや他の管理組合様向けの見学会開催による工夫の社会化、見える化の努力なども、評価されたポイントです。
この工事は、当初、３棟を順次に施工する計画としていました。しかし、「作業動線の効率の見直し」、「ゴンドラの盛替え（移設）の手順の工夫」などの緻密な施工計画の検討によって、３棟を同時に施工する計画に変更することで、施工期間を当初予定の２年から約１年に短縮し、工事費も大幅に削減することに成功し、この点が高く評価されました。
その他、強風対策や居住者とのコミュニケーション上での配慮、社内外に向けた設計者様・管理者様向けや他の管理組合様向けの見学会開催による工夫の社会化、見える化の努力なども、評価されたポイントです。
4. 光が丘パークタウンゆりの木通り北住宅（東京都板橋区）
築 37 年を迎える高経年マンションの給湯暖房システムの更新事例です。この工事は、工事着手の 4 年前に決議された、建物の長寿命化を目指す「百年住宅宣言」を受けたものです。
給排水管の共用部分・専有部分を含めた一体的な全面更新、専有部分横枝管のスラブ下配管のスラブ上化、集中地域給湯・暖房システムから個別給湯・暖房方式への転換など、長寿命化を見据えた工事内容になっています。
各住戸の住戸内改修については、複数の選択肢を居住者ニーズに合わせて設定しているなどの計画的な工夫を盛り込み、それを実現するための緻密で柔軟な施工体制の構築、工程計画等を配慮した施工計画の工夫が高く評価されました。
給排水管の共用部分・専有部分を含めた一体的な全面更新、専有部分横枝管のスラブ下配管のスラブ上化、集中地域給湯・暖房システムから個別給湯・暖房方式への転換など、長寿命化を見据えた工事内容になっています。
各住戸の住戸内改修については、複数の選択肢を居住者ニーズに合わせて設定しているなどの計画的な工夫を盛り込み、それを実現するための緻密で柔軟な施工体制の構築、工程計画等を配慮した施工計画の工夫が高く評価されました。
5. おわりに
建装工業のブランドメッセージの一つに『ひとつひとつの仕事を丁寧に、そして大切に』といった言葉があります。
今回、ご紹介した２つの事例のいずれも、施工技術などの「ハード面」、居住者様への対応や計画・運営などの「ソフト面」の両面で、建装工業の修繕工事への取り組みに対して評価を頂いたものですが、地道にひとつひとつの仕事を丁寧に大切に進めてきたことを総合的に評価して頂いた結果と思っています。
これからも「クリエイティブリフォーム賞」への取り組みを通じて、仕事の質を高める努力を真摯におこない、お客様にご満足して頂けますよう努めて参ります。
尚、「クリエイティブリフォーム賞」の受賞事例は、下記のＵＲＬからご覧いただけます。建装工業以外の実績も含め、これまでの全ての受賞履歴が掲載されてます。是非ご覧頂けますと幸いです。
一般社団法人マンション計画修繕施工協会ホームページ内
https://www.mks-as.net/creative-reform/
■あわせてお読みください。
1. タワーマンションの大規模修繕 日本初の超高層 給・排水設備工事 ベル・パークシティ画地IIG棟
2. 管理組合に聞く タワーマンションにおける防災と大規模修繕への取り組み〜ライオンズタワー仙台広瀬〜
3. タワーマンション大規模修繕に挑む！ 課題と技術とは その1
4. 管理組合に聞く 住民主体による大規模修繕工事とコミュニティ活動でマンションを100年持たせる取り組み 〜労住まきのハイツの事例〜（前編）
5. 管理組合に聞く 住民主体による大規模修繕工事とコミュニティ活動でマンションを100年持たせる取り組み 〜労住まきのハイツの事例〜（後編）
今回、ご紹介した２つの事例のいずれも、施工技術などの「ハード面」、居住者様への対応や計画・運営などの「ソフト面」の両面で、建装工業の修繕工事への取り組みに対して評価を頂いたものですが、地道にひとつひとつの仕事を丁寧に大切に進めてきたことを総合的に評価して頂いた結果と思っています。
これからも「クリエイティブリフォーム賞」への取り組みを通じて、仕事の質を高める努力を真摯におこない、お客様にご満足して頂けますよう努めて参ります。
尚、「クリエイティブリフォーム賞」の受賞事例は、下記のＵＲＬからご覧いただけます。建装工業以外の実績も含め、これまでの全ての受賞履歴が掲載されてます。是非ご覧頂けますと幸いです。
一般社団法人マンション計画修繕施工協会ホームページ内
https://www.mks-as.net/creative-reform/
■あわせてお読みください。
1. タワーマンションの大規模修繕 日本初の超高層 給・排水設備工事 ベル・パークシティ画地IIG棟
2. 管理組合に聞く タワーマンションにおける防災と大規模修繕への取り組み〜ライオンズタワー仙台広瀬〜
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4. 管理組合に聞く 住民主体による大規模修繕工事とコミュニティ活動でマンションを100年持たせる取り組み 〜労住まきのハイツの事例〜（前編）
5. 管理組合に聞く 住民主体による大規模修繕工事とコミュニティ活動でマンションを100年持たせる取り組み 〜労住まきのハイツの事例〜（後編）
《この記事のライター》
熊谷 皇
建装工業株式会社 MR業務推進部所属
千葉県出身。鹿児島大学院工学研究科建築学専攻終了。専門は建築環境（温熱環境性能、住宅の省エネ性評価等）。住宅の省エネ基準検討WGの委員、建築環境省エネルギー機構・日本建築センター・職業能力開発総合大学校等の講習会講師の経験を持つ技術者。ライター。
（2020年12月14日記事更新）
