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第11回マンションクリエイティブリフォーム賞を受賞しました。
みなさんこんにちは、今回は、私ども建装工業が大規模修繕工事にいかに真摯に取り組んでいるかをお話しさせていただきます。
ご存じの方も多いと思いますが、マンション大規模修繕工事の施工会社の最大の業界団体である一般社団法人マンション計画修繕施工協会略称MKS.Aという団体があり、マンションにお住いの皆様のために活動をしている団体です。
この団体が創設したマンションクリエイティブリフォーム賞というものがあります。マンションクリエイティブリフォーム賞はマンション計画修繕工事において、創意工夫がなされ、人に、建物に優しく、誠実に行われた工事の施工者、現場担当者、設計監理者様、管理組合様を表彰することにより、より良いマンションストック形成に寄与することを目的に協会員内外を問わず応募を募っている賞です。
皆様のご協力により過去9物件の受賞を果たしております同賞ですが、今年も2件受賞することが出来ましたのでご紹介いたします。
なお2件同時受賞は3年連続となります。
これは、ひとえに管理組合様・設計監理者様のご協力があってこそ、いただけたものです。
それでは、受賞作品の概要についてご紹介させていただきます。
こちらの動画でも受賞作品を詳しくご紹介しています。
1. 受賞物件紹介
まずは、受賞物件の紹介をさせていただきます。
今回は、いずれも首都圏マンションリニューアル事業部で担当させていただいた物件となります。
一つ目は東京都町田市の郊外に建つ『鶴川6丁目団地』です1968年竣工、築58年 RC造 30棟 5階建 780戸の大型団地の物件です。
工事内容は耐震改修工事、大規模修繕工事、省エネ対策である外断熱・玄関扉更新工事等を施工致しました。
工事にあたっては、町田市の耐震化事業制度の活用と長期優良住宅化リフォーム推進事業の助成制度・補助制度を活用しています。
二つ目は茨城県つくばみらい市の『センチュリーつくばみらい平』です。
2007年竣工 RC18階建て 3+1棟 660戸+4店舗の物件で、工事内容は、大規模修繕工事、エントランス改良工事、電気設備改修工事となります。
鶴川6丁目団地(ドローンにて撮影)
センチュリーつくばみらい平
2. 受賞のポイント
鶴川6丁団地において団地としての評価ポイントとして、高経年の団地型集合住宅の団地再生プロジェクトであることがあげられます。
そのために耐震補強工事、大規模修繕工事、外断熱工事・玄関扉の更新工事を行いました。
今回の工事により、先行して実施されたアルミサッシ改修工事を含め、より洗練された建物となりました。
これら工事を行うにあたっては、様々な検討や工夫を行いましたが、詳しくはMKSのHPの鶴川6丁目の概要をご覧ください。
これだけのプロジェクトを成功に導いた最大の功労者は工事に至る前段階での長寿命化目標共有や合意形成の努力により結実させた管理組合実行委員会様です。
合意形成が一番のポイントであり管理組合様の中で実行員会を立ち上げ、何度も説明会を開催され、合意形成を図ったということです。
工事が始まってからも、現場事務所の隣に管理組合詰所を設置するなど、居住者に寄り添った運営を行っていました。監理者様とともに協業した結果です。
ぜひコメントをご覧ください。
鶴川6丁目団地
続いて、『センチュリーつくばみらい平』の評価ポイントです。実はこの物件は免震建物です。
このため外壁改修工事に必要な仮設足場について、従来の地面から直接建てる工法では、施行中の地震による建物のズレに耐えられないといった問題点があります。
今回、今後も増えていく、マンション免震高層建物において、ゴンドラ等での施工を選択しがちな中で、創意工夫を行うことで、地震時の挙動に耐えることができるような工夫をして足場仮設を行い、各種作業の生産性向上を図ることで工期短縮につなげました。
こうした工夫は同様な物件にも水平展開できる工夫として高い評価を得ました。
詳しくは、MKSのHPをご覧下さい。
この他にもアピール点が掲載されていますのでぜひご覧いただければと思います。
センチュリーつくばみらい平
3. おわりに
皆さんいかがでしたでしょうか?
概要説明となってしまいましたが、建装工業(株)では、今回評価していただいた団地再生プロジェクトや免震建物対応だけでなく超高層物件や設備・内装、土木工事等、マンションに関してトータルに対応が可能です。
鶴川6丁目団地で活用した耐震工事の助成工事や長期優良住宅やそのほかの各種補助金活用についても豊富な実績をもっていますので、ぜひお気軽にご相談ください。
建装工業(株)では、今後も工事を行わせていただく物件すべてがクリエイティブリフォーム賞受賞候補の現場となるよう努めさせていただきます。
お読みいただきありがとうございました。
■あわせてお読みください。
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3.管理組合に聞く タワーマンションの大規模修繕を技術提案型総合評価方式で臨んだ理由とは
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《この記事のライター》
冨沢 彰之
建装工業株式会社 MR業務推進部所属
群馬県出身 東京農業大学農学研究科農業工学専攻 修了
農業系出身でありながら縁あって建築関係に進み、建装工業一筋。
一級建築施工管理技士・防災士・マンション維持修繕技術者を有し、数々の大規模修繕工事現場の所長を経験したことのある男性技術者・ライター。
趣味はジョギングとハイキング。
(2021年6月28日新規掲載)
※本記事は掲載時の内容であり、現在とは内容が異なる場合ありますので予めご了承下さい。