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現場所長とマンション管理組合事務局長に聞く 〜第12回 中部支店 Y.K. さん編
マンション管理組合事務局長と現場代理人
建装工業が施工しているマンション修繕工事の現場所長について掘り下げていくシリーズです。
当社の現場所長は、改修工事経験者、新築工事経験者、営業経験者、当社現場一筋など、様々な人が担っています。
今回は中部支店初の現場代理人紹介です。マンション管理組合の事務局長様にも御協力いただいたコラボレーション企画です。
目次
1. 現場所長 基本情報
2. 現場の特徴
3. 現場運営の中で苦労したこと
4. 運営で工夫したこと
5. 管理組合様からのコメント
6. 取材を終えて
1.今回の現場所長 基本情報
取材日 | 2021年5月14日(金)10:00〜 |
イニシャル | Y.K さん |
入社年 | 2011年4月(入社11年目) |
年齢 | 66歳(2021年5月時点) |
部署 | 中部支店マンションリニューアル部工事部 |
学歴 | 工業高校 建築科卒 |
経歴 | 新築工事32年 マンションリニューアル工事11年(東日本大震災、宮城県にて震災復旧工事対応含む) |
2.現場の特徴を教えてください
3回目の大規模修繕工事で、建装工業としては初めて工事を行わせていただいた物件です。
建物は、5階建て、6棟、190戸、築40年の分譲マンションで居住者様は御高齢の方が多く住まわれています。
工事内容については、一般的な大規模修繕工事に加え、階段室屋根仕上を瓦からシングル葺きに変更、バルコニーと階段室のスチール手すりをアルミ手摺に交換、と外構工事が多いのが特徴です。
外構工事では、花壇の土を入れ替えたのと、敷地の排水管について大々的に手を入れました。
3.現場運営の中で苦労したこと
居住者様から1回目、2回目の大規模修繕工事でバルコニーの片付け、網戸の 取外し等を行わず修繕工事が行われました。今回の工事の進め方で問い合わせが多く有り、説明し、納得いただくのに苦労しました。
これは、サッシ廻りのシーリングの打ち替えにあたり、サッシにアングルをつけ閉めた状態では、打ち替えができない部位があり、前回はそうした部位の打ち替えがなされていませんでした。今回、そうした部分の打ち替えを行うため、網戸を外しサッシを少し開けてもらった状態で(在宅)工事を行う必要があったためです。
最終的には、皆さん当社の丁寧な施工にご理解を頂けましたが、説明と在宅の調整に苦労しました。
現場代理人
4.現場運営の中で工夫したことを教えてください
瓦からシングル葺きへ交換する工事にあたって、階段室勾配屋根・洋瓦を撤去し鉄骨下地を作り、シングル葺き屋根への改修工事では、上部の排煙口との取合いに注意しました。勾配が図面と異なるところもあり、収まりを工夫しました。
PS扉塗装では、付属金物が付いた状態では、塗装ができないところがあったので、外せるものは全て取外し前回塗装付着物を清掃し、扉は曲げ込部まで仕上げ金物を復旧しました。こちらも前回の塗装では、取り付けたまま施工を行ったそうです。
御高齢の方が多いのでバルコニーの片づけについては、できるだけ御手伝いしました。外構工事においては段差が生じないように注意をしながら工事を行いました。
マンション管理組合事務局長と緑の状況
5.マンション管理組合様からのコメント
私どものマンションは、名古屋市の上飯田にあります。190戸、6棟、5階建てのEVなしで面積は13000m²です。特徴としては、緑が多く住みやすいマンションです。マンションの方針として、100年住み続けられるマンションを目指しています。今回の第3回の工事を無事に終えることができたので、第4回の工事に向けて、今後はどういったことをやっていくべきか、修繕計画の策定を現場代理人と管理会社の担当者を交え検討を行いました。
今回、建装工業さんを選んだ理由は、新聞の公募で6社の応募があり、その中でマンション管理組合の要望を一番親身になって話を聞いてくれたことと、総価格の相談に応じてくれたことが大きいと思います。また、マンション修繕の専門工事会社のうち全国で一番実績が多い会社ということで申し分なく、理事会満場一致で決まりました。
昨年4月から工事がスタートしましたが、コロナの第1波と重なってしまい、代理人より工事継続の可否の申し入れがありました。悩ましいことではありましたが、建装工業さんとしても、万全なコロナ対策を行っていたこともあり、理事会として続行と判断しました。工期自体は、長雨の影響もあり結果的に伸びてはしまいましたが、結果としては良い判断だったと思っています。
今回の現場代理人さんはとても素晴らしい方でした。職人さんにもきちんと目が行くのと、PSの金物も外して塗装を行うといった品質への意識の高さ。そしてシーリングについても、なんとしても完璧に施工を行うといった信念を感じられるところでしょうか。4にも書いてありますが、シングル葺き屋根の交換にあたっては、諸問題で苦労されていましたがしっかりと収めていただきました。
集会室の改善状況
集会室の内装改修についても大々的に行い、トイレは男女を別にしたり、シンクを管理用に設けたり、集会室内間仕切り壁の変更やカーテンウォールの取付、各機器の取替などを行いました。特にメインで使用する会議室やエントランスなどに不陸箇所があり、そうした調整も行い、住民の皆様には大変好評を頂きました。
6.取材を終えて
最後までお読みいただきありがとうございます。今回は現場代理人に聞くに加えて、管理組合の方にも登場していただきお話をお伺いしました。
コロナ禍のため、WEB取材となってしまい、いつもとは勝手の違う取材でしたが、今どきの取材であると感じました。
来週も引き続き中部支店の代理人に話を聞きます。ぜひお読みいただけると幸いです。
■ あわせてお読みください。
1.現場所長に聞く 〜第11回 関西支店 S.I さん編
2.大規模修繕工事でお礼の絵とお手紙頂きました
3.現場所長に聞く 〜第10回 北海道支店工事部T.Mさん編
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