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社員に聞く 新支店の紹介(京葉第二支店) 〜新たな働き方×オフィス〜

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京葉第一・第二支店外観

現在、建装工業で働いている社員にインタビューを行い、仕事内容を紹介させて頂くシリーズです。工事の受注に向けて最前線で活動する営業職、第三者的に現場を品質や安全を管理する品質管理部、安全コンプライアンス部、工事の運営を支える管理部門など、幅広い部門にインタビューを行いご紹介させて頂きます。

今回は、2021年6月1日に開所した京葉第二支店の舘林支店長にインタビューを行いました。

こんな人におすすめ
● オフィスのリニューアルをご検討の方に
● オフィスのレイアウトについて考えたい方に
● 建設業界に興味のある学生さんに
● マンション改修業界で働きたいとお考えの方に

目次
1. 新支店開設の経緯と、支店名の由来は?
2. どのようにしてこの場所を?建物内の構成は?
3. 新支店開設に向けてどのようなリフォーム工事を?リフレッシュスペースについても教えて!
4. 内装デザインのイメージは?デスクすっきりの秘密は?
5. 開所にあたりコロナ禍対策は?
6. 最後に伝えたいこと

1. 新支店開設にはどのような背景がありましたか。また、「京葉第二支店」という名前はどのように命名したのでしょうか。

1都3県を中心にマンションリニューアル工事を行っている「首都圏マンションリニューアル事業部」は、東京都港区に拠点を置いています。事業の成長に伴って、組織を改めて見直しました。今回の施策は、組織の見直しに加えて、働き方改革も見据えています。

 

「京葉第二支店」という名前は、東京都の一部と千葉県を主に担当することに由来します。同時期に移転し同じ建物に入ることなった塗装事業部(商業施設や発電所などの塗装工事を担当)関東支店は「京葉第一支店」として、私たちは首都圏マンションリニューアル事業部「京葉第二支店」として新たにスタートしました。

2. 新支店の場所選びはどのようなことを基準に行ったのでしょうか。また、建物の中はどのような構成になっているのでしょうか。

新支店の事務所は、管轄エリアに配慮して、千葉県内でかつ東京に近い場所を条件としました。2018年に外環道が開通し、車での千葉・東京湾岸方面へのアクセスが非常に良いことからこの場所に決めました。近隣に物流センターが多いことからも、交通の便の良さが分かります。

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新たに塗装を施した平屋建ての倉庫

建物内は、1階を両支店の共用スペースとし、2階は塗装事業部 京葉第一支店、3階は首都圏マンションリニューアル事業部 京葉第二支店となっています。敷地内の別棟の倉庫・駐車場は、両支店で共有しています。

3. 支店内がとてもきれいです。どのようなリフォーム工事を行ったのでしょうか。

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1階 工事中の様子 と 工事後(大会議室)の様子

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1階 ウェブ会議室 と 1階 ミーティングスペース

ここは築30年以上経過している建物です。直近では倉庫となっており、それ以前も入居者に応じた工事が繰り返されてきた結果、内装や設備の傷みが激しい状態でした。弊社は建物を改修し快適に過ごす空間を提供することは得意とするところです。間取りの変更に加え、内装、照明、保安設備、外構と大がかりな改修工事を行いました。

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木の温かみを活かした3階「健康・リラックススペース」

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執務・休憩・昼食とグループミーティングが可能な3階「カフェ・ミーティングスペース」

人間の集中力は90分が限界と言われているので、業務効率向上のために軽い休憩を取れる2つのスペースを用意しました。1つ目の「健康・リラックススペース」では、体重・BMI・血圧を測定でき、壁付けのサイネージでは、世界の風景動画を音声付きで楽しめます。2つ目の「カフェ・ミーティングスペース」は、執務はもちろんのこと、休憩、昼食やグループミーティングに利用することを想定しています。壁面の世界時計では、会社の研修旅行で行きたい場所の時間が分かります。

仕事のオンとオフを切り替えることで、集中力アップにつながり生産性の向上が期待できます。また、社員同士のコミュニケーションが促進されることで、一体感が醸成され、解決策やアイディアが浮かびやすくなります。このようなことを期待して3階の面積の6%を「健康・リラックススペース」としました。

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京葉第二支店3階 エリア構成比

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京葉第二支店の3階「デスクエリア」

4. 内装デザインを決める時に基調とした色やイメージはありますか。

外装全体的のカラーには企業イメージカラーを使いました。オフィスの緑視率(視界に占める緑の割合)の最適値は「10〜15%」といわれているそうです。内装には、弊社イメージカラー7色の中から『新緑』を採用し、椅子や家具の一部に緑色を選定、さらに観葉植物を配置して緑視率の最適値を目指しています。

参照:COMORE BIZ(コモレビズ) 緑視率とストレスの関係をエビデンス化

手前のフリーアドレスエリア以外のデスクでは、衝立をアクリル板として、広い視界と緑視率向上を図っています。固定電話の数は最小限に留めました。建設会社によくある安全関係の標語ポスターは、デジタルサイネージを利用してデジタル化しました。複数のポスターをスケジューリングしてスライド表示することで、省スペース化や更新しやすさの向上を図っています。

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サイネージでデジタル化したポスター

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京葉第二支店の3階 ウェブ会議室

5. コロナ禍での開所となりましたが、その点ではどのような対応を図りましたか。

京葉第二支店は、マンション改修・耐震改修を主な業務としています。管理組合様をはじめとするお客様との打合せでは、コロナ禍でリモート形式のものも増えたので、これに対応できる設備を整えました。カメラの高さは目線の高さに合わせ、対面打合せに近づけられるよう意識しました。

その他には、従来のオフィスに求められる要件に、ニューノーマル時代への対応も加えて設計しました。今後は、在宅勤務、所属支店勤務、工事現場勤務、そしてサテライトオフィス勤務(他支店所属者も利用可能)の4つの勤務体系に対応可能なオフィスが求められるのではと思います。

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設計時に使用した3D 舘林支店長自らが自作して設計した

ハード面の整備・改善で解決できる課題ならば、物理的な職場環境を改善した方が早い解決につながります。コロナ禍・多様な働き方はコミュニケーション不足に陥りがちなので、皆が集まってコミュニケーションを図れる社内イベントの企画など、ソフト面も充実させたいと思っています。

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インタビューにお答えいただいた京葉第二支店 舘林支店長

6. 最後に伝えたいことはありますか。

限られた予算がありますので、ハード面の整備はひとまず終了しました。ここから先は社員同士が知恵を出し合い、より快適な職場環境を作っていきます。
その上で、京葉第二支店一同、心機一転目標達成に向かって頑張って参ります。また、千葉方面のお客様にもっと喜んでいただけるような取組みをしたいと思っております。
社員にとって快適な職場環境づくりと心身の健康保持・促進活動を勧めることで、SDGsの推進にも繋がると思っています。
働き方改革による生産性の向上、DX推進、ジェンダーハラスメントの解消、ペーパーレス化、ディーセントワークの実現など、職場で実現しうることを実践していくことが、今後ますます企業に求められるのではないでしょうか。


《この記事のライター・インタビュアー》
大塚 麻里絵
建装工業株式会社 MR業務推進部所属
埼玉県出身 東京理科大学理工学部建築学科卒業
一級建築士・一級建築施工管理技士を有し、大規模修繕工事現場にも従事した経験のある女性技術者・ライター
※建装工業株式会社公式HPはこちら

(2021年10月18日新規掲載)
※本記事は掲載時の内容であり、現在とは内容が異なる場合ありますので予めご了承下さい。

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