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3年目の若手社員に就職活動時の思い出話を聞きました。
現在の就職活動は年々早まってきています。また、各社によるインターンシップも盛んになってきました。当社では各所でインターンシップを受け入れ、マンション修繕工事の魅力をお伝えしています。今回は、3年目の若手社員に就職活動時の思い出を語って頂きました。
目次
1. はじめに
2. 学生時代・就活の思い出
3. なぜ当社を選んだか
4. 実際に勤務してみて想像との違い
5. 現在の仕事内容・やりがいなど
6. おわりに
1. はじめに
東北支店管轄のマンション大規模修繕工事施工中現場で活躍する3年目の若手社員に、就職活動時の思い出話を聞きました。本マンション修繕工事現場は、総戸数は279戸、SRC一部RC・10階建てで、当社は過去に大規模修繕工事・震災復旧工事でお世話になっていて、2023年7月現在、東北支店管轄のマンション修繕工事メイン現場の1つとなっています。当社の工事関係者は5名体制で行っていて、同社員は中央のポジションで工事運営を行っています。
現在の主な業務は、現場巡回、工事写真撮影、安全管理、工程表作成、居住者様へのお知らせ作成と配布、新入社員の後輩への教育を行っています。
2. 学生時代・就活の思い出
大学時代は建築学科で、就職するなら施工管理の仕事に就こうと思っており、特に新築工事をメインで考えていました。インターンシップ時に、新築を主体とする建設会社の入社1年目の方と話す機会があり、会社選定には職場内の雰囲気が大事ということを教わりました。それで、就職先は雰囲気が良い施工管理会社にしようと決めました。施工管理会社と言うと、上下関係が強いイメージですが、何でもフランクに話せそうな職場の雰囲気が良いと思いました。
建設会社のインターンシップは、一般的に一現場を体験するだけですが、そこでの体験が重要だと特に思いました。なぜならば、会社の雰囲気は現場に現れるものと考えたからです。私は3社のインターンシップを、それぞれ1日・3日・5日の期間で体験しました。普段の現場運営の状況で、職人さんがいて各作業を間近で見る事が出来た点が良かったです。
3.なぜ当社を選んだか
大学の設備授業で、建装工業の社員がマンションの設備に関する講義を行いました。その授業を通して、建装工業を知ったことがきっかけでした。その講義で、近年では“スクラップ&ビルド”の体質が見直され、“維持管理”の考え方が注目されており、この業種の需要の伸びが予想されるという点に、強く魅力を感じました。また“居住者様がいる中での工事の為、不自由もあるが大きなやりがいもある”ことを知りました。インターンシップに参加した際に雰囲気が良いことが後押しとなり、入社を決意しました。
4. 実際に勤務してみて想像との違い
実際に現場配属されて、はじめは1つ1つ教わりながら業務を進めていきましたが、現場ごとに特徴もあり、やり方・段取り等が違うため現在でも日々勉強しています。
現在、仙台市周辺では、地震の影響で震災復旧工事が各所で行われていることもあり、職人さんが不足している状況となっています。工事工程を考える際、品質を維持しながら、従来の固定概念に拘らず、フレキシブルに対応し契約工事期間内に工事を完了することが求められています。その為、作業の詳細を把握する様に努めています。
また、職人さんは怖いと聞いていましたが、配属されてから実際に会ってみても怖い印象がありました。しかし、一緒に仕事をしていく中で、優しい職人さんが多いことが分かりました。1年目に防水の施工写真撮影を行う時に、工程等を把握するために色々な事を聞いたら、とても感じが良く、最後には共に食事をとる仲になりました。私の中の職人さんに対する印象が180度変わり、人は見た目によらないとは、まさにこのことだと思いました。
5.現在の仕事内容・やりがいなど
現在は、竣工書類の作成や、居住者様対応等の業務にあたっており、同時に資格取得の勉強も行っております。竣工書類の作成では、工事完了後にまとめて行うのではなく、作成できる書類からコツコツと行っていき、竣工日に書類がほとんど完成していることを目標にしています。居住者様対応では、工事する者の立場で考えるのは簡単ですが、居住者様の立場になり考えることを意識して対応しております。中にはクレームを頂くこともありますが、その後の丁寧な対応や、品質の良い工事を行っていけば、必ず認めて頂けることを信じて、現場を管理しております。
資格の面では、すでに2級建築施工管理技士は取得していますので、1級建築施工管理技士を最短で取得できるよう、資格勉強も頑張っております。
また、入社して2年4カ月が経過し工事の一連の流れが分かってきましたので、初めて工程表を作成しております。歩掛はまだわかりませんので、どの工事がどのくらいで終わるかなどは、上司や協力業者さんと打ち合わせをして決めております。自分が作成した工程表通りに工事が進んでいくと頑張って考えた甲斐があり、達成感も感じられます。
6.おわりに
私はもともと新築の建設会社に就職したいと考えておりましたが、建装工業を知るきっかけとなった講義で、リニューアルの分野があることを知りました。その講義を受講しなかったら今頃、新築の建設会社で働いていたと思います。新築をメインとしている会社に就職した大学時代の友人に聞いたら、新築だと1人で行う業務が多岐に渡り、作業時間の制約が少ないので、残業が多くプライベート時間が少ないと聞きました。マンションの改修現場では、住みながらの工事なので作業時間に制約もあるので、残業時間は新築の施工管理と比較して少ないと思っています。それゆえ自分のプライベート時間を確保する事が出来、現在の生活に満足しています。
就職活動をしている方には、いろいろな分野を見てから決めても遅くないと思いますので、是非インターンシップや、企業説明会に参加してみて下さい。現場のインターンシップは1日では分からないことが多いので、1週間程度行う方がより良いと思います。
建装工業に入社して、1年目から母校の後輩に対してインターンシップを受ける立場になりました。インターンシップは、就活生の人生の決断に大きく左右することになりますので、責任重大だと思います。今後も、何事にも、真摯に対応し丁寧に説明することを心掛けます!
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■この記事のライター
吉田 秀樹
建装工業株式会社 MR業務推進部 統括部長
愛知県出身 職能能力開発総合大学校(当時:相模原市)卒業
マンション管理士・一級建築施工管理技士・マンション維持修繕技術者を有し、大規模修繕工事の営業に従事した経験者
※建装工業株式会社公式HPはこちら
(2023年9月11日新規掲載)
*本記事は掲載時の内容であり、現在とは内容が異なる場合ありますので予めご了承下さい。